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vol.275 2025年5月号

自分たちのお酒造りプロジェクト

E薬局 菅 雪恵

リレーバトンを引き継ぎましたE薬局の菅といいます。今回は私の趣味の活動を紹介します。

私は酒飲み仲間に誘われて、米の栽培から酒造りをしているプロジェクトに参加しています。酒好きの中には米栽培から酒造りをしたい!という人が意外と多いようで、プロジェクトには幅広い年代・地域・多種多様な職業の人が参加しています。

6月に田植え、10月に稲刈り、11月に脱穀、12月に仕込み、年明けに新酒となります。田んぼは近隣農家さんにお世話を、仕込みは酒蔵さんにお願いしていますが、田植えや稲刈りなど人手のいる農作業は100名を超えるメンバーが集まって手作業で行います。

ほかにもさし苗(植えなおし)、梅雨空のムシムシした中での雑草抜き、畦の草刈り、炎天下での案山子づくり・設置、台風後のハザの倒壊やその立て直し、寒空の下で杉玉づくり、仕込みの手伝いなど手間暇をかけて育てていきます。

ハザ(稲架)とは稲を天日干しするための竹や木の組み上げのことです。酒造好適米の稲は食用米より背が高いのが特徴です。特に岡山が原産の雄町米は背が高く、通常のハザでは穂先が地面についてしまったこともありました。

メンバーの子供たちも農作業に参加しています。が、途中からカエルやザリガニ、バッタ、かまきり、トンボなどを捕まえて泥まみれになっています。

普段農作業をしていない大人たちは慣れない田んぼに悪戦苦闘です。翌日以降の筋肉痛は推して知るべし。熱中症対策で水分補給は欠かさずに。もちろんノンアルコールです。農作業のあとはお楽しみ。畦での宴会です。

1年の農作業を経て完成した日本酒は手塩にかけて育てた子の成長を見るようで感動的であり、美味しさもひとしおです。  今年ももうすぐ田植えの時期です。今年はどのようなお米に育つのか、どのようなお酒となるのか今から楽しみです。

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