WEB会報

カテゴリー

vol.279 2026年1月号

倉敷支部災害研修会 開催報告

委員 竹増 真也

9月4日、倉敷支部で災害研修会を開催いたしましたので、報告いたします。24名でグループに分かれてワークショップを行いました。大雨が予想され、時間短縮しての実施となりましたが、内容の濃い研修会となりました。内容は下記の通りです。

  • 「倉敷支部の災害薬事体制について~BCP作成にむけて~」
    倉敷支部 藤原弘喜先生
  • 「倉敷支部における災害図上訓練(DIG)ワークショップ」
    災害対策特別委員会 金田崇文

災害時にはまず自分の身を守るために逃げ遅れないようにすることが大切で、被災者が陥りやすい正常性バイアス・同調性バイアスについて理解し、自身だけでなく周囲の人の避難行動につなげていく重要性について学びました。

【日本赤十字社】「不安が見えなくなるメガネ」

また、災害急性期は外傷や感染症などが注目されがちですが、実際には多くの慢性疾患患者が日常的に服薬を続けています。平時の医療を可能な限り継続することは、彼らの病状を安定させ、結果的に病院の過重な負担を軽減することにつながります。薬局薬剤師は、災害時においても慢性期患者が安心して服薬を継続できる体制を守ることが求められます。

そのためにも、ワークショップでは、倉敷地域について交通情報や地形の情報、医療施設や避難所などを確認し、色分けしてプロットしていきました。そして、どこにどんなリスクが潜んでいるのか、ハザードマップを活用し、白地図に書きこんでいきました。できあがったマップをもとに、医療が提供できそうか、できそうにないエリアはどこなのかなど、ディスカッションを行いました。どのグループにおいても、地図を検索しなくても地形や施設の場所がスラスラわかり、さすが地域で働く薬剤師だなと感心しました。また、ディスカッションも活発で、普段から顔の見える関係が築けている印象を受けました。 今回の研修が自身の薬局の被災リスクを知るきっかけになり、事業継続計画(BCP)の策定や災害対策に役立てていただけると幸いです。

2026年1月号の一覧へ戻る

印刷準備中です。しばらくお待ちください...

※時間がかかる場合は「キャンセル」して、
「Ctrl」+「P」で印刷してください。