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vol.279 2026年1月号

災害時におけるアレルギー対応と薬剤師の役割

委員長 大川 恭昌

令和7年度第2回岡山県小児アレルギー疾患連携セミナーが、9月6日に「災害とアレルギー」をテーマに開催されました。災害対策特別委員会を代表し、「岡山県の災害薬事におけるアレルギー対応の現状と課題」について講演する機会をいただきました。

災害時に想定される問題

災害時には、常用薬の入手困難、避難生活によるストレスでの症状悪化、お薬手帳など治療記録の紛失といった問題が生じます。平時からお薬手帳のコピー、常用薬、アレルギー対応食を防災セットに準備し、すぐ持ち出せる体制を整えることが重要です。

災害フェーズ別の薬剤師の役割

平時には、県民への災害時の備えの啓発、薬剤師へのアレルギー・薬学的介入に関する教育、医師への災害処方箋の取り扱い周知が求められます。発災時には卸業協会と連携し救急医薬品の配送調整を行い、亜急性期には避難所での医薬品管理や健康支援活動を担います。

特に抗アレルギー薬は一般用医薬品も多く、避難所において適正使用いただくための管理や要配慮者の把握・情報共有が薬剤師の重要な役割となります。今後、災害支援薬剤師として対応を求められる機会もあるでしょう。セミナーでは具体的な対応例もご紹介しましたので、ぜひご確認ください。

災害時のアレルギー疾患対応に関する患者・支援スタッフ向け資料は、関連サイトにまとめられています。避難所での生活支援の参考として、一度ご覧いただくことをお勧めします。

アレルギーポータル https://allergyportal.jp/just-in-case/

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