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vol.283 2026年9月号

今後起こりうる災害に備えて

委員長 安尾 哲郎

昨年度末をもって他県に異動された前委員長の大川先生より、委員長の大役を引き継ぎました、川崎医科大学総合医療センターの安尾と申します。微力ながら、岡山県薬剤師会、会員の皆様に対して貢献できるよう活動して参りますのでよろしくお願いします。

今年で西日本豪雨から8年が経過しました。この災害を契機に、岡山県では災害薬事コーディネーター育成事業がスタートし、現在までに約90名の薬剤師が委嘱を受けております。また、当委員会では、災害薬事コーディネーターに関する研修の企画・運営をはじめ、各支部でのBCP(業務継続計画)作成支援や災害研修会の開催、災害支援薬剤師の体制整備について進めています。

改めて、皆様の職場ではBCPを作成されていますか?

BCPは、大規模災害などの発生時に重要業務を継続し、できるだけ早く平時の業務へ復旧するための計画です。南海トラフ地震が発生した場合、岡山県も被災が想定されますが、同時に四国4県などへの支援も求められます。そのためには、自施設や地域の機能を早期に回復させ、支援へ移行できる体制づくりが重要です。

災害時の支援は、「家庭内」「職場」「支部」「県薬剤師会・災害薬事コーディネーター・災害支援薬剤師」と段階を踏んで広がります。どこか1つでも機能しなければ十分な支援活動は困難になるので、各段階でBCPを整備し円滑に次の段階へ繋げることが大切です。

「何から始めたら良いか分からない」という方は、まずは、家庭で災害が起きた時の決まり事を作るところから始めてみてください。できたら、次の段階に進んでみる!最初から100点のBCPを作ることはできないので、まずは、60点のBCPを作ってみて、少しずつ直しながら点数を上げていく気持ちの方が良いかもしれません。

最近では、毎年のように「記録的猛暑」「記録的豪雨」と言われ、南海トラフ地震も着実に近づいていると言われています。今後、いつ起こるか分からない災害に向けて備えをしていきましょう!

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