本年度、学術委員会では「現場で使える“情報判断力”・“問題解決能力”の底上げ」をテーマに、支部研修会向けに4つの企画をご用意しました。個別化医療の進展に伴い、医療情報はますます多様化・複雑化しています。そのような中、薬剤師が“どの情報を、どう読み、どう判断するか”は、患者支援の質を左右する重要な力です。日々の業務に直結する内容を中心に、実践的な学びを提供します。
まず、「情報を読む力を磨く メーカー資材&ガイドライン活用講座」では、添付文書・IF・ガイドライン等の情報を正しく読み解き、比較・評価し、判断に活かすための視点を整理します。情報源ごとの強みと限界を理解することで、より根拠に基づいた服薬支援につながります。
「『気づき』を研究に変える 研究サポート研修」では、日常業務で生まれる疑問を“研究テーマ”へと昇華させるプロセスを学びます。研究計画の立て方、倫理的配慮、データ整理の基本など、研究に初めて取り組む方でも安心して学べるよう、基礎から分かりやすくサポートします。
「考える力を鍛える! 問題解決ワークショップ」では、業務改善やチーム運営に役立つ“課題発見・仮説立案・検証”の思考プロセスを体験形式で学びます。複雑な問題を構造化し、解決策を導く力は、どの職場でも求められる普遍的なスキルです。
「見て分かるEBM ビジアブを用いたEBM実践講座」では、視覚的に理解しやすいビジュアルアブストラクトを活用し、EBMの流れを直感的に掴むことを目指します。論文の要点を素早く把握し、臨床判断に結びつける力を養います。
さらに今年度は、薬剤師の継続的な自己研鑽を支援するため、日薬研修プラットフォームおよびJPALSの活用推進にも取り組んでまいります。
学術委員会は、皆さまの学びと成長を今年度も全力で支援します。