開催概要
本フォーラムは、次代の地域医療を担う若手薬剤師指導者の育成、ならびに国政との強固な接点構築を目的とした意義を有する。また職能団体として、現場の声を直接国会議員へ届けるための素養を養う重要な機会である。
| 日時 | 令和8年8月2日(日) 13:30〜16:10 |
| メインテーマ | 薬剤師が考える地域医療の未来 〜国会議員との意見交換を通して〜 |
| 開催場所 | 岡山県薬業会館 4F |
プログラム構成
本プログラムは、限られた時間の中で「国政の現状把握」「組織方針の共有」「双方向の対話」を統合し、重要テーマの深掘りと多角的な視点の提供を両立させる構成となっている。
| 13:30〜13:35 | 開会挨拶(会長 伊達 元英) |
| 13:35〜13:45 | 来賓挨拶 経済安全保障担当大臣 小野田 紀美 様 衆議院議員 橋本 岳 様 参議院議員(ビデオメッセージ) 神谷 政幸 様 |
| 13:45〜14:25 | 国会議員による国政報告 経済安全保障担当大臣 小野田 紀美 様 衆議院議員 橋本 岳 様 |
| 14:25〜14:45 | 日本薬剤師連盟から(日本薬剤師連盟 副幹事長 小屋敷 淳子) |
| 14:45〜16:05 | 意見交換会 経済安全保障担当大臣 小野田 紀美 様 衆議院議員 橋本 岳 様 |
| 16:05〜16:10 | 統括・閉会挨拶(幹事長 清水 圭子) |
来賓挨拶
小野田紀美大臣および橋本岳議員より、薬剤師の専門性に対する多大な期待が寄せられた。また、神谷政幸議員に関しては、発生した熊本地震への対応により、東京での待機を優先するという危機管理上の責務を全うする観点から、ビデオメッセージでの参加となった。
国会議員による国政報告
最新の国政動向、特に薬剤師の現場に直結する政策決定の背景を理解することは、現場から実効性の高い提言を行うために不可欠である。
日本薬剤師連盟からの報告
小屋敷淳子副幹事長からは、日本薬剤師連盟としての重点課題について、説明された。
現場の切実な声を政策に反映させるためには、組織的な活動の進捗を共有し、個々の薬剤師が連盟活動の意義を「自分事」として捉えることが重要である。
意見交換会:地域医療の未来に向けた対話
参加者からの質問はオープンチャットから投稿が可能となる仕組みを準備した。
国会議員と若手薬剤師が直接対話を重ねることは、政策決定プロセスへの理解を深めるだけでなく、政治側にとっても現場の実態を精査する貴重な機会となる。パネルディスカッションでは、以下の3つのテーマを中心に、活発な議論が展開された。
- 医療・医薬品供給網のサイバーセキュリティ対策
経済安全保障の観点から、供給網の脆弱性克服は地域医療の安定に直結する。サイバー攻撃への備えを「薬局単位のコスト」ではなく「地域インフラの守護」と捉え直す視点が提示された。この課題解決への習熟こそが、次世代の薬局経営における不可欠な差別化要因となる。 - 薬価制度と消費税について
毎年の薬価改定やいわゆる損税問題等の構造的課題を整理する必要があることを再確認された。 - セルフメディケーションと薬局薬剤師の役割について
「調剤」に留まらず「健康相談・予防支援」の機能を拡充し、地域の健康維持・増進を支える拠点となることが重要である。
統括・閉会挨拶
フォーラムの結びに際し、全体を通じた成果を総括し、今後の具体的な行動へと昇華させる決意が共有された。