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vol.279 2026年1月号

お米作りと玄米について

富永薬局 大元店 安藤 洋行

岡山県高梁市で実家が米の兼業農家として活動していることを紹介します。

高梁市は山間の清らかな水と昼夜の寒暖差に恵まれ、良質な米づくりに適した環境が整っています。

現在は両親が主に早朝や週末には田んぼの管理や季節ごとの作業に取り組み、地域の自然と向き合いながら安全でおいしい米を育ててくれています。小規模ながらも丁寧な栽培を心がけ、家族や地域の協力を得ながら伝統的な農業を守り続けています。

自分も田植えや稲刈りといった人手が必要な工程、その他諸々をしつつ微力ながらお手伝いをしている状況です。本業をしつつ、日々の田んぼの管理や手入れをしている両親には頭が下がります。

お米作りには多くの工程があります。田植えをする前にも、固くなった土を耕し、空気を含ませて根が張りやすい土壌をつくる「田起こし」という作業や、水を張った田んぼを平らに整え、土を細かくすることで苗が活着しやすくする「代掻き」といった作業を行います。こういった工程は一見地味ですが、とても重要な作業になります。

また、田植え後は「水の管理」が稲作の要になります。生育段階に合わせて水位を調整します。浅水で分げつ(ぶんげつ)を促し、中干しで根を強くし、登熟期には過度な水を避けるなど、米の品質を左右する繊細な作業です。こちらは長年の経験も必要だと個人的には思います。

収穫期になると稲刈りと脱穀、籾摺り(もみすり)を行い玄米になります。近年では機械化が進みこういった作業が楽になっているそうですが、それでも時間と労力が必要だと自分は感じています。その分、自分の家で作ったお米はとてもおいしく感じます。

近年では、玄米は栄養バランスに優れ、健康志向の食生活に適した食品として位置づけられ、玄米や発芽玄米を取り入れる家庭も増えてきていることと思います。

実際に玄米は、精米によって失われるぬか層や胚芽が残っているため、白米よりも栄養価が高いとされています。特に玄米にはビタミンB1やビタミンE、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが多く含まれ、食物繊維は白米の数倍とされています。

最後に玄米の炊き方のコツについて紹介します。玄米は白米よりも外皮が固いため、おいしく炊くためには下準備がとても重要です。まず、炊く前にしっかり洗い、30秒ほど手のひらで軽くこするようにして表面の汚れを落とします。その後、最低でも6〜8時間、できれば一晩しっかり浸水させることで、ふっくらとした食感に仕上がります。

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