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vol.278 2025年11月号

第60回全日本高等学校男子ソフトボール選手権大会
アウトリーチ活動報告

副委員長 杉本 旬子

令和7年8月2日(土)~5日(火)に 第60回全日本高等学校男子ソフトボール選手権大会が、津山市にて行われました。この度、日本ソフトボール協会からご依頼いただき、8月2日(土)~5日(火)に勝北総合スポーツ公園にて、アンチ・ドーピングアウトリーチ活動を行いましたので、報告いたします。

4日間晴天に恵まれ、会場物販エリアに設置されたブースには、選手や監督、応援に来たご家族の方が立ち寄ってくださりました。1日目・2日目は通りかかる方に声をかけ、アンチ・ドーピング啓発資材をお渡しし、足を止めてくださった方には資材を用いて日頃から気をつけていただきたい事などを説明しました。しかし、声掛けをしてもなかなかブースに立ち寄ってもらえないという意見を受け、3日目からは「アンチ・ドーピング○×クイズ」「使用可能な薬はどれ?~ロキソニン編~」を作成して持参し、選手や応援に来ているご家族のお子さんに声掛けをして、クイズに参加してもらいながら、アンチ・ドーピングについて啓発活動を行いました。


私の参加した3日目は、母校の新見高校と、高梁高校の合同チームの試合があり、途中応援に行かせてもらいました。残念ながら3回戦敗退となってしまいましたが、後輩たちの頑張る姿に、元気をもらいました。私はソフトボールの専属スポーツファーマシストを担当しているため、試合後にご挨拶に伺ったところ、中学時代の旧師がコーチをされており、その縁で新見高校・高梁高校の選手、保護者の方が試合後にブースに足を運んでくださいました。選手の方はクイズを楽しんでくださり、クイズを通してアンチ・ドーピングの知識を深めていました。保護者の方は、スポーツファーマシスト特別委員会で作成した「アスリート虎の巻」を見て、安全に服用できる市販薬が少ないことや、輸入の食肉でもドーピング違反が出たことなどに驚いていました。

今回、日本ソフトボール協会のアスレチックトレーナー小野多恵子さんと一緒にアウトリーチ活動を行いました。現在のようにアンチ・ドーピング活動を行えるようになるまでの苦労話や、競技ごとのアンチ・ドーピングに対する姿勢の違い、アンチ・ドーピング講習会でどのような事をされているかなど、活動の合間にお話を聞けて、とても参考になりました。

岡山県のアスリートを応援したいという方は、私達スポーツファーマシスト特別委員のメンバーと一緒に活動しませんか?興味のある方は、薬剤師会事務局か、委員会のメンバーにお声かけください。

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