WEB会報

カテゴリー

vol.283 2026年9月号

開催報告:健康サポートのための多職種連携研修(研修会A)

委員 久保 憲吾

令和7年5月に薬機法が改正となり、従来の「健康サポート薬局」は新たに「健康増進支援薬局」として位置づけられ、「健康増進支援薬局」は来年5月創設されます。

本年6月30日に公布された改正医薬品医療機器等法の厚生労働省令では、健康サポート薬局に代わって認定薬局に格上げされる健康増進支援薬局の認定基準も示されました。

旧制度では、薬局が届出を行うだけで通常の薬局との違いが分かりにくく、地域住民にとってどのようなメリットがあるのかが十分に伝わらないという課題がありました。

今回の改正により、都道府県知事の認定を受けた薬局のみが名称を使用できる仕組みとなり、薬局の役割や機能がより明確になります。地域の皆様が安心して相談できる拠点として、薬局の存在価値が一層高まることが期待されます。

さて、令和8年7月12日(日)に標記研修会が開催されました。当日は33名が参加し、健康サポート機能や多職種連携の構築を目的とした、グループワークを中心とした研修を行いました。

与えられたケーススタディに対してどのような背景要因があるのか、どのような対応策が考えられるのかを各グループで議論し、活発な意見交換が続きました。ワーク後の発表で、他の参加者と意見交換した内容を共有することで、目的の理解をさらに深めていました。今回は運営側のファシリテーターとして参加しましたが、参加者の皆様が積極的に発言し、さまざまな視点から問題点を整理していく姿が印象的でした。

また、ケーススタディを自分自身の業務に置き換え、「自分ならどう対応するか」まで具体的に落とし込む実践的な内容となっており、日々の業務に直結する学びが得られた研修でした。

健康サポート薬局は、地域住民の健康維持・増進を支える拠点として、予防医療と密接に結びつく存在です。身近な薬局が健康を守る相談窓口となることで、地域全体の健康意識を高め、疾病の発症抑制や継続的な健康づくりに貢献できます。

今回の研修を通じて、その役割の重要性を改めて感じました。まだ受講されていない方も、ぜひ研修に参加して健康サポート薬局の認定取得を目指してみてはいかがでしょうか。

2026年9月号の一覧へ戻る

印刷準備中です。しばらくお待ちください...

※時間がかかる場合は「キャンセル」して、
「Ctrl」+「P」で印刷してください。