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vol.281 2026年5月号

第10回おかやまスポーツフェスティバル参加報告
-次世代へ繋ぐアンチ・ドーピングの啓発と薬剤師体験-

委員長 千代 淳美

2026年3月8日、岡山県総合グラウンド・シゲトーアリーナをメイン会場に「第10回おかやまスポーツフェスティバル」が開催されました。本イベントは岡山県スポーツ協会が主催し、県民がスポーツを気軽に体験する機会を通じて「スポーツ立県おかやま」の実現を推進する体験型の大規模イベントです。当委員会では例年、協会からの依頼を受け、アンチ・ドーピングブースを出展しています。

会場内ではウェイトリフティングやチアリーディング、スポーツチャンバラなど31種類もの競技体験が行われ、多くのご家族連れで終日賑わいを見せていました。当ブースにも、園児から小学校低学年のお子様を中心に、そのご家族が多く立ち寄ってくださいました。

今年は「遊びを通じて薬と薬剤師の役割を知ってもらう」ことをテーマに、初めて「薬剤師体験(監査体験)」を企画しました。小さな白衣を着用し、気分は立派な薬剤師です。模擬処方箋を手に、分包された薬に間違いがないかを確認する作業に挑戦してもらいました。

特に未就学児や低学年のお子様には、保護者の方が寄り添い「お薬の数は合っているかな?」と一緒に真剣に処方箋を見比べる微笑ましい姿が見られました。体験の記念に設けた写真撮影コーナーも大好評で、結果として約130名もの方々に参加していただくことができました。この体験が、将来薬剤師という職業や、スポーツと医療の関わりに興味を持つきっかけになればと願っています。

また、例年通り、ドーピング禁止物質を含まない医薬品の紹介や資料配布、「おくすりクイズ」も実施しました。市販薬の空き箱を並べ、箱の底に「〇(服用可能)」か「×(服用不可)」を記入し、ドーピング検査で陽性になるか否かを当てるゲーム形式の展示です。薬剤師体験で興味を持ってくれたお子様や保護者の方が、身近な薬にも注意が必要であることを学ぶ貴重な機会となりました。

こうした地域イベントでの啓発活動は、スポーツを愛する人々を支えるための大切な一歩です。アンチ・ドーピングは専門性が高いイメージがありますが、まずは地域の方々と触れ合い、存在を知ってもらうことから始まります。今後も地域に根ざした活動を継続し、多くの方々に医療への関心を持っていただけるよう努めてまいります。

本委員会の活動は、メンバー同士の協力があってこそ成り立っています。決して難しいことばかりではありません。子供たちやスポーツ選手の笑顔に触れ、スポーツの未来を支えるやりがいのある活動です。少しでも興味をお持ちの先生は、ぜひお気軽に身近な委員会メンバーにお声がけいただくか、事務局までご連絡ください。共に活動できる日を楽しみにしております。

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