リレーバトンを引き継ぎましたE薬局の大松です。今回は私が飼っている猫についてお話ししようと思います。

私は2年前から、里親から引き取ったオスの黒猫を2匹飼っています。生後1か月に満たない時に引き取りました。初めて猫を飼ったのですが、猫はツンデレと言いますので、もしかしたらなついてくれないかもと心配していました。しかしその心配とは裏腹に想像の100倍くらい甘えん坊で、引き取ったときからゴロゴロ喉を鳴らしながら近寄ってくれるとてもかわいらしい子達です。飼っているうちの1匹は犬のようにおもちゃを投げると取って持ってきてくれる賢い一面もあります。もう1匹は人間の肩をトントンと叩いて合図すると飛び乗ってくれて肩乗り猫ちゃんになってくれます。何か教えてこうなったわけではなく、恐らく人間と遊ぶのが楽しいからこのような芸をしてくれるのだと思います。

さて、親バカの話はこれくらいにして皆さんは黒猫と聞いて何をイメージするでしょうか?昔から「黒猫が横切ると不吉」という迷信があります。これは、諸説ありますが、中世ヨーロッパの魔女狩りの時代に黒猫が魔女の使い魔とされていたため、黒猫=不吉と言われるようになったようです。しかし、黒猫は幸運を呼ぶと信じられている地域もあり日本もそのうちの1つです。黒猫は暗闇でも目が良く見えるということから魔除けや商売繁盛をもたらすと言われていました。また夏目漱石の『吾輩は猫である』の主人公の猫は漱石の元に迷い込んだ野良の黒猫がモデルと言われています。この出会いがきっかけで書いた小説が今も愛される大ヒット作になり、作家としての地位を築いたので、まさに黒猫は幸運の猫であるという事例ではないでしょうか。
他にも「黒猫の日」という日も存在しています。日本では8月17日が「黒猫感謝の日」とされています。世界では10月27日は、「全国黒猫の日」とイギリスの動物愛護団体から制定されています。他にも国によってそれぞれ黒猫にちなんだ記念日が設定されている地域もあります。これは黒猫への偏見が色濃かった時代に黒猫の引き取り先がなかなか見つからなかったことがきっかけで、黒猫への悪い偏見をなくして黒猫の魅力を広めるためにつくられた記念日だそうです。
実は私も黒猫を引き取るまではマイナスなイメージの方が大きかったです。しかし調べてみると良いことばかりで安心しました。改めて考えるとこんなにかわいい子たちと暮らしているのだから不運になりようがないなと思います。ただ真っ黒なのでこのかわいさを写真に上手くおさめられないことだけは残念です。これを見た方が黒猫もとい猫に、より、関心を持っていただけると幸いです。