WEB会報

カテゴリー

vol.277 2025年9月号

東備支部研修会

東備支部 秦野 健

演題

アンチ・ドーピングの基本

参加人数

48人

委員会

スポーツファーマシスト特別委員会

開催日時

令和7年7月15日(火)19:15~21:00

場所

WEB研修会

立花先生がマラソン、トレイル、トレーニングをしている理由がアスリートの気持ちを理解し、説得力を持つためという話が印象に残りました。11のアンチ・ドーピングの規定の中で居場所情報や薬物の不法所持など厳しく規定されている事を知りました。ドーピング検査でサッカー選手の帰宅が遅れたり、チーム全体が出場停止になったり厳格に行われている事を知りました。故意にライバル選手の飲み物に薬物を入れたりする事もあり、うっかりドーピング以外の可能性もあるため選手は口に入れる全ての物に気を遣う必要があり、神経をすり減らしているのだろうと感じました。国体に出るレベルの選手の相談に乗っている話で、以前では浣腸、現在でも痔に使用するステロイドが使用不可となっていると知りそこまで厳しいのかと感じました。チームの自分だと無知なため大丈夫ですと言っていたと思います。またツロブテロールテープの話ではツロブテロールテープ自体がだめな事は解っていましたが、他人の薬を選手が使用している事が問題と感じました。処方薬であれば受診時に医師にドーピングの相談もできるため残念な気持ちになりました。国体に出場する事やそこで優秀な成績を残す事が履歴書にも書けるため、その人の人生を左右する出来事にもなりえます。自分もジムに通っているとアスリートが常人を超えたレベルのメンタルとフィジカルでトレーニングをしているし、努力も凄まじいだろうなと感じています。またサプリメントではJADAのマークが廃止され、今まではサプリメントを選ぶ基準にしていたため選別が難しくなりました。自分もプロテインを飲んでいますが海外製は記載されてない成分も入っている可能性があるため日本製を選んでいます。ただサプリメントまで厳しく取り締まる事は費用の問題もあり困難であろうと感じました。アンチ・ドーピングガイドブックを用いて時間をかけてOTCの成分を調べれば、ある程度ドーピング薬を調べる事は出来るのかなあと感じました。しかしながら、いざ自分がこの薬はドーピングになるかどうか聞かれた時に自信を持って答える事ができる気がしないのと、複雑な質問があった場合に相談できるところがあればと感じていました。そのような時に県薬のホームページから連絡をすればスポーツファーマシスト特別委員会の方が答えて下さることが分かり心強く感じました。この事で正しい対応が出来そうです。ありがとうございます。それと自分はボディビルとフィジークをよく見ます。始めは知らなかったのですが立花先生がおっしゃっているようにドーピング検査が無く禁止薬を使用した大会もあります。その大会に出ている選手は華があり、かっこいいです。最近ではその大会にオリンピックメダリストも出場していました。自分的にとてもショックを受けたのを覚えています。もちろん選手は薬を使用してない事は間違いないでしょう。本人も知らなかったのだと思います。ステロイド(男性ホルモン)を使用すると攻撃性が増したり、鬱になったりステロイドを中止するとやる気が出なくなったりします。

また重大な腎障害で透析になったり腎移植をしたり30代で死亡した方もいます。 立花先生が言われるようにドーピングにより健康被害が出てしまい若者の将来を失わないためにも啓蒙活動をしていく必要があると感じました。

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