
岡山県災害薬事コーディネーター育成事業の一環として、岡山県災害薬事コーディネーター研修会を2月24日(月・祝)に開催しましたので報告させていただきます。岡山県災害薬事コーディネーター研修会は年2回開催しており、毎年2回目の研修会では実践型の訓練を行なっていました。今回は企画の段階で、「災害薬事コーディネーターとして実災害時に活動する際に同じ本部内で活動する他組織の実状、得意分野を理解しておくことがコーディネーター活動をする上で重要ではないか」「薬剤師としての日常業務のみでは他組織と関わりを持つことが少ないのでは」という想いがあり、今回はあえて座学での研修会を企画しました。
研修会では、演者として岡山県保健医療部医薬安全課島村様、岡山県医薬品卸業協会森安様、岡山県臨床工学技士会平山様、日本産業医療ガス協会吉川様をお招きし、災害時における各組織の役割などについてご講演いただきました。また、聴講のみで研修会を終えるのではなく、ちょっとした内容でも質疑ができるよう講演後に自由討論の時間を設け、各組織の演者の方と同じテーブルにつき、自由にディスカッションしていただきました。新たな試みではありましたが、参加いただいたコーディネーターからは「単純な座学だと質問しにくいが、今回のような形式を取ってもらうと質問しやすかった」という意見もいただきました。
来年度も2回の研修会を企画しております。いつ来るか分からない災害に備え、実災害に役立つような研修会、災害時に活動する際に抱えてしまう不安を少しでも自信に変えられるような内容の研修会にしたいと思っています。今後も会員の皆様、災害薬事コーディネーターの皆様のご協力をいただきながら活動していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。