演題(1)
アナフィラキシー死亡ゼロを目指すための最新知見
~薬剤アナフィラキシーのインシデントを含めて~
千貫 祐子 先生
島根大学医学部 皮膚科准教授
島根大学医学部附属病院アレルギーセンター・センター長兼任
演題(2)
薬剤師のためのアナフィラキシー治療UPDATE
見上 康正 先生
岡山県薬剤師会 公衆衛生委員会 委員長
演題(1)では、この分野の専門家である千貫先生より、二重抗原曝露仮説や経皮感作の重要性をはじめとしたアレルギー領域の最新の知見をご紹介頂きました。また、アナフィラキシー発現時の迅速な初期対応と本人・家族の対応の重要性を鑑みて、アドレナリン点鼻製剤の利点や有用性についてご紹介頂きました。
ご講演の中で特に印象的だったのは、アナフィラキシーの兆候が出現した際に、調査対象者の75%がアドレナリンの自己注射ができず、その理由として「注射行為の不安」が44%を占めたという報告でした。

千貫先生
演題(2)では、見上先生より、アドレナリンの基本薬理作用(α1、β1・β2受容体への作用)を基に、β遮断薬や向精神薬を併用時のアドレナリン抵抗性の可能性や最新の見解についてご紹介頂きました。

見上先生
また、アドレナリン点鼻製剤のメーカー担当者より、本剤の特徴と使用上の注意点、処方箋を薬局で受け付けた際の確認事項や患者指導のポイント、患者へ提供する資材などについてご紹介頂きました。


千貫先生には、非ステロイド性抗炎症薬とじんましんの関係や口腔アレルギー症候群など、最新のアレルギーに関する知見を非常にわかりやすく解説頂きました。日常業務にも役立つ内容のため、本研修会を視聴できなかった先生方には、アーカイブ配信でご覧いただければ幸いです。(配信期限:9/2)