操南薬局 清水 圭子

災害薬事コーディネーターの清水圭子と申します。普段は操南薬局でOTC販売と調剤を行っております。
今回、玉島中央病院 平松洋子先生より、バトンをお受けしましたので、リレーを繋げさせていただきます。
私はこれまで、比較的災害が少ないと言われる岡山の地で生活してきました。しかし、地域の方々から語り継がれてきたのが、戦後間もない時期に発生した南海トラフ地震による被害です。現在私が住んでいる地域でも多くの方が犠牲になったと聞き、その話は決して過去の出来事ではなく、身近な現実として心に残っています。
また、私の中で大きな衝撃となったのが、阪神・淡路大震災です。知人から聞く被災地の状況や、映像で目にした光景はとてもつらいものでした。日常が一瞬で奪われる現実に触れ、「もし自分がその場にいたら何ができるのだろう」と、自然と考えるようになりました。
こうした経験から、災害時における薬剤師の役割について意識するようになりました。避難所では慢性疾患を抱える方が治療を継続できないことも多く、医薬品の確保や服薬支援、情報提供の大切さを改めて感じています。災害薬事コーディネーターは、医療チームや行政、地域薬局と連携しながら、必要な方に必要な薬を届けるための調整役として重要な存在です。
現在、災害薬事コーディネーターについて学びを進めていますが、実際の現場で自分がどこまで対応できるのか、不安を感じることもあります。それでも、まずは今の自分にできることを一つひとつ確実に行えるようになることを目標に、これからも学びを重ねていきたいと思っています。
災害は決して他人事ではなく、いつどこで起こるかわからないものです。だからこそ、日頃から備えを意識しながら、自分にできる支援を積み重ね、地域に少しでも貢献していきたいと考えています。