「政幸だより」2月
令和6年12月17日の参院本会議で令和6年度の補正予算が可決・成立しました。今回の補正予算は政府の総合経済対策の財政的な裏付けとなるものであり、一般会計の歳出総額は13兆9433億円で、①日本経済・地方経済の成長に5兆7505億円、②物価高の克服に3兆3897億円、③国民の安心・安全の確保に4兆7909億円の3本柱からなります。
厚生労働省の補正予算の中に医薬品の安定供給に関する事業は5つありますが、この内の2つの事業をご紹介いたします。1つ目は、医薬品安定供給体制緊急整備事業です。この事業は昨年度の補正予算でも実施されましたが、医療上必要不可欠な安定確保医薬品等に関して、現下の供給不足に対応するため、増産に必要な設備整備費及び人件費に対して緊急的に補助が行われます。
2つ目は、医薬品安定供給・流通確認システムの開発事業です。このシステムを開発することで、現在エクセルファイルで提供されている医薬品の供給状況の報告に係る国や製薬企業の作業負担を軽減しつつ、経時分析などの複雑な解析を可能とし、併せて、医療機関、薬局等に供給状況を速やかに通知することで、医薬品の選定・入手の効率化等を図ることを目的としています。
令和5年4月25日の厚生労働委員会で、医薬品の供給不安状況が随時反映される可視化を要望し、令和6年4月から医薬品の供給状況をエクセルファイルの公開が開始され、令和6年4月4日の厚生労働委員会で、この事業を来年度も予算化し、利便性の向上も含め更に前進させるよう要望した結果が今回の予算に繋がりました。これからも医薬品の安定供給については、引き続きしっかりと仕事をして参ります。
- Facebook 薬剤師「神谷まさゆき」の活動日誌
https://www.facebook.com/kamiya.masayukilog/ 
- ホームページ 神谷まさゆきHP
http://kamiya-masayuki.com 
- LINE 友だち追加をお願いいたします
https://line.me/R/ti/p/%40804mflcd