新年明けましておめでとうございます。岡山県薬剤師会会員の皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素から、本会会務にご多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律」が成立、公布され、濫用等のおそれのある医薬品の販売方法の厳格化をはじめとする医薬品販売制度に関わる種々の改正、薬局の機能等のあり方の見直しとして健康サポート薬局の法定化(健康増進支援薬局)など、薬局の業務やあり方に直接的に関連する制度の見直しが行われました。
さらに、法第1条の5第3項により、薬局開設者の責務として、自薬局における医薬品の安定供給にとどまらず、行政と連携して『地域』における医薬品の安定供給を図ることとされました。日本薬剤師会では、この実現に向けて、昨年7月に「地域医薬品提供体制強化のためのアクションリスト」を策定しました。急速な少子化や過疎化が進む人口減少社会において、地域の医療資源たる薬局・薬剤師にとって、今がまさに正念場となります。地域薬剤師会、都道府県薬剤師会の皆様におかれては、国民への医薬品の適正な提供のため、関係行政機関並びに多職種との連携・協働の下、薬局機能を強化し、地域住民が「薬剤師サービス」を過不足なく享受できる体制の構築・強化に取り組んでいただきたいと思います。日本薬剤師会としても、引き続き全力でサポートしていく所存です。
また、令和8年度は診療報酬改定が予定されています。現下の賃上げ・物価高等の影響、いわゆる「逆ザヤ」品目の急増、毎年の薬価改定による備蓄医薬品の資産価値の減少等により、薬局の経営状況は極めて逼迫しています。地域に根ざし、患者・地域住民のため日々業務に取り組んでいる薬剤師・薬局が、継続かつ安定して薬物治療を提供していくため、改定財源の確保と同時に、医科・調剤の公平な配分を維持するよう関係各方面へ強く働きかけを行ってまいります。
そして、その結果は、各地域において、薬剤師サービスと医薬品提供体制を確立し、薬剤師免許を使って、地域の住民が安心に暮らせる環境を実現することになります。
本年が、一人ひとりの薬剤師がその専門性と使命感を高め、国民の安全・安心な医療と健康を守る役割を果たすため、さらなる高みを目指す一年となることを確信しております。
結びに、岡山県薬剤師会会員の皆様のご活躍とご発展を祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。