令和5年6月より一般社団法人岡山県薬剤師会 監事の任を仰せつかっています松村隆司と申します。任期2年ですのでもう少しで終わりを迎えるところですが、この2年間監事という立場で岡山県薬剤師会の活動を見させて頂きました。薬剤師会という組織を考えてまいりますと、私が入会したころと今では色々な側面から見ても随分様変わりした感が否めません。このような状況下で、会長はじめ理事の先生方は日々ご苦労されているところではあります。そのなかで薬剤師会の活動について私の感じるところを少し述べたいと思います。
ここ数年色んな形の災害(自然災害やコロナ渦など)が我々薬剤師の活動を制御するような形で影響を与えて来ました。県薬剤師会もその中で会としての方向性を如何に会員に落とし込んでゆくか模索されていたかに感じます。ただDX化により活動が対面的でなく、人としての交わりが希薄になり、特に私のような年寄には何とも言えない不安感を感じるところになりました。進みゆくスピードがこれまでになく早急になり世代間格差がますます増え、お互いの理解があやふやになっているように感じます。このような状況下で会の運営を進めなければいけない執行部も大変ですし、逆に示されるところを実行せねばならない薬局・薬剤師も大変です。また、どこまで出来ているか疑問をもつところです。とは言え進むべき方向は皆が共有しなければいけないので執行部にはこれまで以上きめ細やかな方策を検討して頂き(出来るのが当たり前と考えるのではなく)、県薬剤師会の各委員会活動ならびに支部活動が十分に行われることを願うところです。
とりとめのない内容になってしまいましたが、これからも益々活気ある薬剤師会になることを祈念して挨拶と致します。