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vol.282 2026年7月号

モニタリングの重要性
~燃費計のように、運転を優しく~

副委員長 岡田 重雄

皆様、日頃より患者様対応ならびに薬局業務にご尽力いただき、誠にありがとうございます。
今回は、「モニタリングの重要性」について、皆様に身近な「車の燃費計」を例にお話しさせていただきます。

突然ですが、皆様は車の運転中に燃費計を意識されたことはありますか?
燃費計は、燃料がどれだけ消費されているかをリアルタイムで示してくれます。この燃費計を見ながら運転することで、「アクセルを急に踏みすぎないようにしよう」「なるべくゆっくり加速しよう」といった、よりエコで優しい運転を心がけるようになるのではないでしょうか。この燃費計の役割は、私たちの薬局業務における「モニタリング」と共通する点が多いと考えております。

モニタリングとは?

モニタリングとは、単に数値を記録するだけでなく、その数値の変化を注意深く観察し、意味を理解し、必要に応じて対応を検討することです。
薬局業務においては、例えば以下のようなものが挙げられます。

  • 医薬品の在庫管理:在庫が少なくなっていないか、過剰になっていないかを常に把握することで、欠品による患者様へのご迷惑や、医薬品の廃棄ロスを防ぐことができます。
  • 調剤過誤防止:調剤プロセスにおけるエラーが発生していないか、ダブルチェックの実施状況などを確認することで、安全な調剤体制を維持します。
  • 患者様の服薬状況:定期的な服薬状況の確認や、副作用の有無のチェックは、患者様の健康状態を把握し、より適切な薬物療法を提供するために不可欠です。

なぜモニタリングが重要なのか?

燃費計を見ながら運転することで、運転が優しくなるように、モニタリングは私たちの業務を「優しく」し、より質の高いものへと導いてくれます。

  1. 問題の早期発見と予防:燃費計が異常を示せば、エンジンの不調を早期に察知できるのと同様に、モニタリングによって問題の兆候を早期に発見し、深刻化する前に対応することができます。
  2. 業務の効率化:在庫管理の徹底は、無駄な発注や在庫スペースの圧迫を防ぎ、業務効率を向上させます。
  3. 安全性の向上:調剤過誤の防止や感染対策の継続的な実施は、患者様、そして私たち自身の安全を守るために最も重要です。
  4. 質の高いサービス提供:患者様の服薬状況を把握し、きめ細やかな対応をすることで、患者様からの信頼を得られ、より満足度の高いサービスを提供できます。

まとめ

車の運転に燃費計があるように、私たちの薬局業務にも「モニタリング」という目印が必要です。日々の業務に追われがちですが、少し立ち止まって、現状を「モニタリング」し、その結果を分析し、より安全で質の高い薬局運営を目指していきましょう。 薬局委員会としては、今後も皆様の業務に役立つ情報を提供できるよう努めてまいります。

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