岡山県薬剤師会の理事を拝命してから、十二年目となりました。この長きにわたり重責を担い続けることができましたのは、ひとえに会員の皆様の温かいご支援とご厚情の賜物です。昨年の改選に際し、再び役割を託してくださった皆様への感謝の念は、年を追うごとに深まるばかりです。改めて心より御礼申し上げます。
私の理事としての足跡は、薬学生の実務実習と共にありました。これまでに二度のコアカリキュラム改訂を経験しましたが、その度に私がお願いしてまいりましたのは、現場に即した「体験型実習」の確立です。
教育の在り方が変革期を迎える中、指導者の皆様には多大なご負担をおかけすることもありました。しかし、実習委員会が提示する指針やツールをしっかりと活用していただき、現場で活用し実践してくださったのは、他ならぬ指導者の皆様です。皆様が学生に対して注いでくださった情熱によって、多くの学生が着実に力をつけることのできる実習を実現できたのではないかと思っております。一方で課題も残されています。OTCの販売や健康相談などもしっかりと実習の中で学生に体験させられるようにしていかなければなりません。これらについても、引き続き実習委員会で効果的な学習方法を検討し指導者の皆様にご提示できるよう取り組みます。
また、運営面についても「いかにすれば会員の皆様にとってより良い組織になれるか」を常に考えております。薬剤師を取り巻く社会情勢は厳しさを増しておりますが、どのような時も本会が皆様の活動の支えとなり、職能を最大限に発揮できる場所であるよう、運営の改善に力を尽くしていきます。
理事として十二年目。これからも、皆様から託された信頼に背かぬよう、そして岡山県薬剤師会がさらなる飛躍を遂げられるよう、私に何ができるかを真剣に考え、全力で課題に取り組んでいきたいと思っております。
今後とも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、巻頭の挨拶とさせていただきます。