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vol.281 2026年5月号

岡山県災害薬事コーディネーター紹介のリレーバトン

ケンセイ薬局 富田 啓一郎

地域災害薬事コーディネーターの富田啓一郎と申します。ケンセイ薬局にて調剤業務で地域の医療に携わり、地域住民が健康を維持できるように努めています。今回、玉島中央病院の平松洋子先生よりバトンをお受けしましたので、リレーを繋げさせていただきます。

私が災害に関わるようになったのは平成30年7月の岡山県豪雨発生直後、玉島浅口地区の薬剤師会から緊急のボランティア要請を受け、地域住民の健康のために何かしたいという強い思いに駆られたことが始まりです。そして玉島地区のメンバーと共にOTC医薬品の選択や、住民への個別アドバイスを重点的に行いました。当時、私は単なる薬剤師としてだけではなく、地域社会の一員としての責任感を強く意識しました。

ボランティア活動終了後、浅口地区の災害薬事コーディネーターが不足しているという状況を受け、前支部長から要請を受け受諾しました。医薬品の安定供給が主な役割であり、被災地における医療ニーズの把握、医薬品の調達・保管、そして地域医療機関との連携を円滑に進めることが求められます。

委任後、模擬研修を通じてその重要性を改めて認識しました。想定される状況下(停電、輸送ルートの寸断など)において、スムーズな対応が極めて難しいことを痛感しました。特に医薬品の在庫管理や緊急時の情報伝達体制の構築は、事前の準備と迅速な判断によって大きく左右されることがわかりました。

今回の災害薬事コーディネーターとしての役割は、単なる医薬品の供給だけでなく、地域住民の安心・安全を確保するための重要な拠点になるものだと確信しています。まだまだ未熟で経験不足ですが、地域の住民に何かしたいという思いは変わらず持ち続けています。地域社会の一員として、常に最善の医療サービスを提供し続けていければと考えております。

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