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vol.276 2025年7月号

薬局委員会で活動して思うこと

委員 伊藤 智子

薬局委員会に参加させていただくようになり、私自身が今までなんとなくやり過ごしてきてしまい、本当にあやふやになっていることが多いと実感しました。

委員会の活動目的の一つに、かかりつけ・健康サポート機能の充実に向けた取り組みを行い、会員薬局の各種薬局機能強化のサポートを行うとありますが、私自身、薬に関する相談や健康相談、疾病前の未病・予防の段階からの地域住民による主体的な健康の維持・増進をサポートするのが「健康サポート薬局」、入退院時の医療機関等との情報連携、在宅医療等で多職種連携を図りながら一元的継続対応できる薬局が「地域連携薬局」、がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる薬局が「専門医療機関連携薬局」と本当にきちんと理解できているのだろうか?

患者さんが薬局に求めているものは?また、改正薬機法からみる行政が薬局薬剤師に求めているものは何なのか?地域医療を支えるとは?などと委員になってからさらに自問することが多くなりました。

また、今後、届出制の健康サポート薬局から認定薬局3つめとなる「健康増進支援薬局」へ変わるが、内閣府の調査で約8%の認知度に過ぎない「健康サポート薬局」をどのように地域住民へ周知・広報できるかは課題ではないでしょうか。

健康サポート薬局の取り組みは、薬局薬剤師が目指す方向性であるとも考えられ、利用者が相談しやすい環境を作り、地域において健康相談対応等を幅広く実施し、行政と連携しながら必要な機関へつなげられるよう、県内で実施されている取り組みの好事例などを集め、委員会として各薬局のサポートを引き続きしていけるように励んでいきたいと思います。

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