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vol.283 2026年9月号

高市内閣での「骨太」

参議院議員・薬剤師 本田 顕子

「本田あきこオレンジ日記」7月

2026年が折り返しの時期を迎え、会計年度では第一四半期が過ぎました。

7月1日午前8時、来年度予算編成の方向性を示す「経済財政運営と改革の基本方針2026(案)」等の主要政策を議題として厚生労働部会が開かれました。

私からは、高市内閣で肝いりの「攻めの予防医療」に関して、薬剤師や薬局が地域の健康づくりや国民の健康リテラシー向上に貢献できると考えていますので、薬剤師の関与と薬局の活用について追記するよう発言しました。

また、薬剤師や薬業界の声として、「公定価格の下にある医療・介護現場の物価・賃上げ対応」、「物価上昇率を加味した別枠財源による薬価算定」、「医薬品の製造や備蓄・在庫などの安全保障上の観点での対応」のほか、米国MFN対策、医薬品流通の強靱化、薬剤耐性などの「骨太」への反映を求めました。

今年の「骨太」は、高市内閣が掲げる「責任ある積極財政」という考え方の下で国内投資を促して成長につなげる「日本成長戦略」と連動させ、更に分野ごとの閣議決定文書と紐付ける「三層構造」とすることで、「骨太」のスリム化を図っています。そのため、「骨太」が引用する他の文書の書きぶりも確認しながらの議論となっています。

加えて、今回の「骨太」には「医療機関の連携・再編・集約化を促進」、「経営の協働化・大規模化を支援」といった記載があります。この記載自体は薬局を含んでいませんが、6月26日付の財政制度等審議会による「春の建議」には、「小規模分散の医療提供体制からの転換」として、医療機関と共に「薬局の集約化・大規模化に向けた取組が不可欠」と明記されていますので、今後注視が必要です。

人口減少が続く中で、薬剤師一人ひとりが果たす役割の大きさと職能の質を落とすことなく医療提供体制の一翼を担い続けるには、業務の効率化や地域の多様な実情を踏まえた薬局機能の在り方などについて考えていく必要はありますが、闇雲な議論によって薬局機能の持続性と患者安全が損なわれることがあってはなりません。

薬価の問題を含めて、これまでと同様、各都道府県の連盟の皆様には各選挙区の薬剤師問題議員懇談会会員の議員とも連携していただき、幅広く薬剤師や薬業界の良き理解者を増やしていけるよう、私も汗をかいてまいります。

令和8年7月1日 自民党厚生労働部会
令和8年6月1日 薬剤師問題議員懇談会総会
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